松戸で老人ホームの利用をご検討中なら！費用の仕組みについて解説

入居一時金

老人ホーム費用の内訳として知っておきたいのが、入居一時金です。これは、賃貸物件に例えるなら敷金のように前払いするようなものと理解しておきましょう。先に想定入居期間の家賃を徴収することによって、そのあとの料金を安くすることができます。

入居一時金は施設によって大きく異なります。思わぬ出費になることも想定されるため、見学を申し込む際には必ず聞いておきましょう。

月額利用料

施設内で介護サービスを受ける際には、月額利用料が必要になります。例えば、施設を運営するスタッフの人件費や管理費などです。また、毎日食べる食事の材料費としても用いられます。

また、生活する際に欠かせない水道光熱費も含まれています。したがって、老人ホームで生活する際には月額の費用さえ支払っていれば余計な出費が起きる心配もありません。

月額利用料は施設ごとに異なりますが、一般的には入居一時金とのバランスで設定するケースが多いとされています。入居時に多く料金を徴収する代わりに毎月の負担を減らす、といったものです。反対に、入居時の負担を軽減しつつ月額利用料を多めに設定、というケースもあります。

一般的な老人ホーム費用の計算方法

まず、入居一時金と月額利用料を足した金額を計算します。この時、入居一時金に月額費用が含まれるケースもあるため、利用前には必ず確認しておきましょう。反対に、月額費用に一時金を含んでいる場合もあります。

そのほか、必要に応じて介護保険適用のサービスや嗜好品代を含めた計算をしてみましょう。

高額介護サービス制度

自己負担を軽減させる高額介護サービス費制度や、高額医療・高額介護合算制度と呼ばれる費用を軽減させるための制度が存在します。

高額介護サービス費制度とは、介護保険サービスを利用するにあたって、自己負担額の月額料金が上限を越えると市区町村から高額介護サービス費として還付される制度です。還付には市区町村への申請が必要で、所得によって上限金額は変わります。

高額医療・高額介護合算制度は、同じ医療保険制度に属する世帯で、1年間に支払った医療保険と介護保険の合計金額が自己負担限度額を上回ると、その上回った金額が還付される制度です。こちらは各自治体に申請します。

老人ホームは、どうしても入居や継続しての利用にお金がかかってしまいますが、こうした制度を利用すれば利用者や家族の負担を軽減することが可能です。費用は施設によって大きく異なりますので、入居前にしっかりお金の入念なチェックをおすすめします。無理なく利用できる施設を利用することが大切です。